落とし文

春告鳥

2008年04月30日 00:05

この時期に出てくる生菓子の中に

「落とし文」というなんとも素敵な銘のお菓子があります。



形は葉っぱなのに・・・・
なんで落とし文なん?

葉っぱの上に露がついてきれいなお菓子だなぁと
ずっと思っておりました。

調べてみると

鶯や、ホトトギスの落とし文といわれ、
くるりと巻いた落ち葉に、露が光る

こんな情景なんだそうです。

もっとわかりやすく言うと

オトシブミという昆虫が卵を産んで
その葉をくるくると葉巻状に巻いて地面に落として
敵から子を守っているものを模して作られた和菓子だったのです

落とし文といったら、恋文を伝えたい人の近くに落として拾わせた置手紙
昆虫のオトシブミがなんでこんな名前なのかも、
葉を丸めて卵を落とすのが恋文の巻物に
似ていることから名づけられたんだそうです。

昔の人たちはロマンチックですね

この和菓子にこんな昆虫がでてくるなんて
ちょっとショックですけどー


とっても勉強になりました~


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