落とし文
この時期に出てくる生菓子の中に
「落とし文」というなんとも素敵な銘のお菓子があります。
形は葉っぱなのに・・・・
なんで落とし文なん?
葉っぱの上に露がついてきれいなお菓子だなぁと
ずっと思っておりました。
調べてみると
鶯や、ホトトギスの落とし文といわれ、
くるりと巻いた落ち葉に、露が光る
こんな情景なんだそうです。
もっとわかりやすく言うと
オトシブミという昆虫が卵を産んで
その葉をくるくると葉巻状に巻いて地面に落として
敵から子を守っているものを模して作られた和菓子だったのです
落とし文といったら、恋文を伝えたい人の近くに落として拾わせた置手紙
昆虫のオトシブミがなんでこんな名前なのかも、
葉を丸めて卵を落とすのが恋文の巻物に
似ていることから名づけられたんだそうです。
昔の人たちはロマンチックですね
この和菓子にこんな昆虫がでてくるなんて
ちょっとショックですけどー
とっても勉強になりました~
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