虫の音
昨夜店を閉めていると
自動ドアにカマキリがもう秋だからか茶色い色で
止まっていて
店の中には緑色のカナブンがぶんぶん飛び回っているのをみて、
織田作之助さんの「土曜夫人」の一説をおもいだしました。
高瀬川の近くのキャバレエ十番館にこおろぎが入ってきたときの描写が
『そんなホールの中へ、
こおろぎが一匹、何にあこがれたのか、さまよい込んで、ピョンとはねた途端・・・・』
何にあこがれてか~
このカナブンは何を思って店に入ってきたのだろう
梅元に入ってきたら甘いものが食べられるとでも思ったわけ
あぁ~
秋なのねぇ
そんな感傷にひたっておりましたが
織田作之助さんの「土曜夫人」・・・・
ネタばらしをしますと
我が家の台所に掛っている公文の音読の日めくりカレンダーがあるのですが
昨日の9月5日はこの織田作之助さんの「土曜夫人」で
読んだばかりでした
そんな文学少女じゃないので
そういえば最近文学作品をぜんぜん読んでいませんね。
タイトルが
不況に勝つなんやら・・・とか
経営者とは・・・とか
色気のないものばかりです。
読書の秋・・・たまには恋愛小説などもいいかも
本日の和菓子は
虫の音
ちょこっと虫さんが葉っぱに止まっているのが見えますか
関連記事